結論:2026年のNISAの年間投資枠(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円)を使えるのは、受渡日が2026年12月31日以前になる取引です。注文日や約定日が2026年でも、受渡日が2027年になると2027年の枠が使われます。受渡日までの日数は商品・証券会社・ファンドによって違うため、全員に共通する「12月○日まで」という最終日はありません。SBI証券・楽天証券・マネックス証券とも、2026年末の具体的な締切日は2026年9月28日時点で公式に発表されていません。使い残した2026年の枠は2027年へ繰り越せませんが、年末だからといって無理に使い切る必要はありません。(確認日:2026年9月28日)

この記事は、2026年のNISA枠が余っていて「12月の何日までに買えば2026年分になるのか」を知りたい方向けに、受渡日の考え方と主要3社の案内状況、クレカ積立の12月分の設定締切を整理したものです。NISAの制度全体はNISAの基本記事で解説しています。

2026年のNISAはいつまで買える?

年末のNISAでは、「いつ注文したか」ではなく「いつ受け渡されるか」が大切です。まず、取引の3つの日付を分けて考えます。

日付意味
注文日証券会社に買い注文を出した日(積立では、証券会社が注文を発注する日)
約定日売買が成立した日
受渡日代金を支払い、買った商品が口座に入る日。NISAでどの年の枠を使うかは、この日で決まる

注文から受渡日までの日数は商品によって違います。国内株式は約定日を含めて3営業日目が受渡日になるのが一般的で、SBI証券の2025年末の案内でも「3営業日ルール」として説明されています。投資信託はファンドごとに受渡日までの日数が異なり、ファンドの休業日の影響も受けます。そのため、「12月○日が全国共通の最終日」というものはなく、商品ごとに受渡日を確認する必要があります。

2026年枠になるかは受渡日を確認する

日本証券業協会の「2024年以降のNISAに関するQ&A」では、今年分の年間投資枠を使うには、購入した商品の受渡日が今年の12月31日以前であることが必要とされています。マネックス証券の公式FAQでも、約定日が年内でも受渡日が翌年になる取引は翌年の非課税投資枠を使う取引になると案内されています。

  • 受渡日が2026年12月31日以前2026年の年間投資枠を使う取引になる
  • 注文・約定は2026年でも、受渡日が2027年2027年の年間投資枠を使う取引になる
  • 受渡日の確認場所SBI証券は各ファンドの詳細画面の「約定日」「受渡日」、マネックス証券は注文入力画面で確認できると案内されている
⚠ 過去の年末日程を2026年に当てはめない
  • 参考として、SBI証券は2025年末について「国内株式は2025年12月26日(金)までに約定すれば年内に受渡が完了する」と案内していました
  • これは2025年の暦と各社の日程による例で、2026年末の最終日ではありません。2026年末の日程は、各社の発表を確認してください

SBI証券・楽天証券・マネックス証券の年末期限

3社の公式ページを2026年9月28日に確認した結果です。2026年末の日程がまだ発表されていない項目は、「未発表」としています。

→ 表は横にスクロールできます

項目 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
国内株 2026年末分は未発表(NISAの取引とお手続きページの年末取引欄は、2025年末の日程のまま) 2026年末分は未発表 2026年末分は未発表。受渡日が年内になるように買付する必要があると案内
投資信託のスポット買付 ファンドごとに確認(各ファンドの詳細画面の「約定日」「受渡日」) ファンドごとに確認(商品詳細の受渡日) ファンドごとに確認(注文入力画面で受渡日を確認)
投信積立(現金など) 2026年末分は未発表 2026年末分は未発表 2026年末分は未発表
クレカ積立 三井住友カードは積立設定締切日が毎月10日、注文希望日は翌月の7日・8日・9日から選択(2025年5月9日以降の新規設定・変更分) 楽天カードクレジット決済の2026年12月買付分は、申込締切11月12日(木)と公式スケジュールに掲載済み 申込期限・買付日は利用するカード(マネックスカード・dカード・JCBカード)ごとに異なり、公式FAQでカードを選んで確認
2026年末スケジュールの公式発表 未発表 未発表(クレカ積立の月別スケジュールは2027年3月買付分まで掲載) 未発表
最終確認日 2026年9月28日 2026年9月28日 2026年9月28日

年末の日程は、例年、各社の「お知らせ」やNISAのページで案内されます。発表後は、利用している証券会社の最新の案内を確認してください。

投資信託はファンドによって最終日が違う

投資信託は、申込受付日から受渡日までの日数がファンドごとに決まっています。楽天証券の案内でも、「申込受付日から起算して4営業日目に受渡」「5営業日目」「6営業日目」といった複数のパターンで日程が示されています。同じ日に注文しても、ファンドによって受渡日が年内になるものと翌年になるものが出ることがあります。

  • 受渡日までの日数ファンドの詳細ページや注文画面で、受渡日が何日になるかを確認する
  • ファンド休業日海外の資産に投資するファンドは、海外の休場日などでファンドの休業日が入り、受渡日が後ろにずれることがある
  • 注文の締切時刻その日の受付時刻を過ぎた注文は、翌営業日の受付として扱われる場合がある

SBI証券の2025年末の案内でも、「注文日から受渡日までの日数はファンドごとに異なるため、最長の場合のスケジュールを記載」と注記されていました。代表的なファンドの日程を見ても、それがすべての投資信託に共通する日付とは限りません。

クレカ積立の12月分はいつ設定する?

クレカ積立は、設定した月にすぐ買付されるとは限りません。多くの場合、前月の締切日までに設定した内容が翌月の買付に反映されます。「12月に設定すれば12月に買付される」とは限らない点に注意してください。

証券会社12月分の設定の考え方(2026年9月28日確認)
SBI証券(三井住友カード)積立設定締切日は毎月10日で、注文は翌月の7日・8日・9日のいずれか。このルールでは、12月に注文する分は11月10日までの設定が必要になる。カードによって設定締切日が異なる場合があるため、SBI証券のよくあるご質問で確認する
楽天証券(楽天カードクレジット決済)2026年12月買付分は申込締切11月12日(木)。買付日は積立指定日に応じて12月1日・8日・14日、口座引落日は12月28日と公式に掲載
マネックス証券申込期限・買付日は利用するカードごとに異なる。公式FAQ「クレカ積立の引落までのスケジュール」でカードを選んで確認

楽天証券の「買付日」は、公式の注記で「当社で注文が有効になり、発注される日」とされています。受渡日はその後になり、ファンドによって日数が異なります。

年末に年間投資枠の残りが少ない場合も注意が必要です。マネックス証券の公式FAQでは、クレカ積立の注文が失効する理由の一つとして「非課税投資枠超過」が挙げられています。12月の積立額と残り枠を先に照らし合わせておくと安心です。3社のクレカ積立のポイント還元の違いは、クレカ積立の3社比較で解説しています。

2026年のNISA残り枠はどこで確認する?

年間投資枠の利用状況や残りの金額は、NISA口座を開いている証券会社の画面で確認します。画面の名称や場所は証券会社ごとに違うため、ログイン後のNISA関連のページや、各社のヘルプで確認してください。

  • 枠の計算は購入代金ベース年間投資枠の利用額は、購入時の単価に数量をかけた取得対価で計算され、購入手数料などは含まれないとされている(日本証券業協会Q&A)
  • 12月の積立予定分も含めて考えるすでに設定している積立が12月に買付される場合、その分も年間投資枠を使う
  • 分配金の再投資分配金を再投資してNISA口座で受け入れた分は、年間投資枠の利用額に加算される。ただし、再投資をNISA口座で扱うかどうかは証券会社によって異なる

余ったNISA枠は翌年へ繰り越せる?

繰り越せません。日本証券業協会のQ&Aでは、ある年に使い残した年間投資枠を翌年の年間投資枠に合算することはできないとされています。楽天証券の公式ページでも、「未使用の非課税投資枠を、翌年以降に繰り越すことはできません」と案内されています。

年末に混同しやすいのが、「年間投資枠」と「非課税保有限度額」です。

項目年間投資枠非課税保有限度額
金額つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円(合計360万円)1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)
使い残し翌年へ繰り越せない生涯の上限なので、年をまたいで使っていける
売却した場合同じ年のうちに枠は戻らない売却した商品の簿価分が、翌年以降に再利用できる

出典:金融庁「NISA よくある質問」、日本証券業協会「2024年以降のNISAに関するQ&A」(2025年9月版)。2026年9月28日確認。

年末だから枠を使い切るべき?

使い切る必要はありません。年間投資枠は「その年に非課税で投資できる上限」であり、使い切らないと損をする仕組みではありません。枠が余っていても、非課税保有限度額の1,800万円は翌年以降も使っていけます。

  • 生活資金を先に確保する生活費や急な出費への備え、数年以内に使う予定のお金は投資に回さない
  • 投資目的に合う金額か「枠が余っているから」という理由だけで、普段より大きな金額を一度に投資しない
  • ポイントのために増やさないクレカ積立のポイントや年末のキャンペーンを理由に、無理に積立額を増やさない

NISAは運用で得た利益が非課税になる制度で、元本や利益を保証する制度ではありません。毎月いくら積み立てるかの考え方は、NISAの積立額は毎月いくら?で解説しています。

9月30日が期限の「NISAの金融機関変更」は、翌年のNISA口座をどこで開くかの手続きの期限で、この記事の買付期限とは別のものです。詳しくはNISAの金融機関変更の記事をご覧ください。

よくある質問

12月31日に注文すれば2026年枠になる?

なりません。2026年の枠を使うには、受渡日が2026年12月31日以前である必要があります。12月31日は証券取引所の休業日にあたり、この日の注文は受渡日が2027年以降になるため、2027年の枠を使う取引になります。年末は受渡日から逆算して、余裕をもって注文してください。

株式と投資信託の期限は同じ?

同じではありません。国内株式は約定日を含めて3営業日目が受渡日になるのが一般的ですが、投資信託はファンドごとに受渡日までの日数が異なり、ファンドの休業日の影響も受けます。商品ごとに受渡日を確認してください。

クレカ積立も受渡日で判定する?

はい。クレカ積立も投資信託の買付なので、受渡日がどの年になるかで使う枠が決まります。たとえば楽天証券は、2025年12月24日に買付して2026年1月5日に受渡となる積立を、2026年の非課税投資枠での取引と案内していました。

2026年枠が余ったら2027年へ繰り越せる?

繰り越せません。使い残した年間投資枠を翌年の年間投資枠に上乗せすることはできません。ただし、生涯の非課税保有限度額(1,800万円)は、翌年以降も続けて使っていけます。

2026年中に売却すれば枠をもう一度使える?

2026年の年間投資枠は、売却しても同じ年のうちには戻りません。売却した商品の簿価分は、翌年以降に非課税保有限度額として再利用できます。

証券会社によって締切は違う?

違います。受渡日までの日数は商品やファンドによって異なり、クレカ積立の設定締切も証券会社やカードごとに異なります。2026年末の具体的な日程は、利用している証券会社の発表を確認してください。

参照した公式情報

この記事のまとめ
  • 2026年の枠を使えるのは、受渡日が2026年12月31日以前の取引。注文日・約定日だけでは決まらない
  • 受渡日までの日数は商品・ファンドで違い、全員共通の最終日はない
  • SBI証券・楽天証券・マネックス証券とも、2026年末の具体的な締切は9月28日時点で未発表
  • クレカ積立は前月の締切までの設定が翌月に反映される。楽天カードの12月買付分は11月12日締切
  • 余った年間投資枠は翌年へ繰り越せないが、無理に使い切る必要はない

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