結論:Apple Pay・Google Pay自体に「このウォレットを使えば○%還元」という一律のポイント制度があるわけではありません。どちらも、実際に貯まるポイントは登録したクレジットカード・電子マネー側の条件で決まる「支払いの手段」です。そのため「Apple Payの方が還元率が高い」「Google Payの方がお得」とは一律に断定できず、比較のポイントは「自分の端末(iPhoneかAndroidか)で、普段使っているカードや交通系ICがどう使えるか」になります。
Apple PayとGoogle Payの違いを一覧比較
| 項目 | Apple Pay | Google Pay(Googleウォレット) |
|---|---|---|
| 対応OS | iOS(iPhone)、watchOS(Apple Watch) | Android |
| 対応端末 | iPhone・Apple Watch(一部iPad・Macは決済のみ対応) | Android 9以降・NFC対応端末 |
| クレジット/デビット/プリペイド | 対応(発行会社によって対応状況が異なる) | 対応(発行会社によって対応状況が異なる) |
| iD | 登録したカードに対応していれば利用可能 | 登録したカードに対応していれば利用可能(おサイフケータイ対応端末が必要) |
| QUICPay | 登録したカードに対応していればQUICPay+として利用可能 | 登録したカードに対応していればQUICPay+として利用可能(おサイフケータイ対応端末が必要) |
| ブランドタッチ決済 | Visa・Mastercard・JCB・American Express等、対応カードで利用可能 | Visa・Mastercard・JCB・American Express等、対応カードで利用可能(NFC対応端末、おサイフケータイ非対応機でも利用可の場合あり) |
| Suica/PASMO等 | Suica・PASMO・ICOCA・TOICAをウォレットに追加可能(公式案内あり) | Suica・PASMO・楽天Edy・nanaco・WAON等の電子マネーに対応(種類ごとに1枚まで) |
| ポイントの発生元 | 登録したカード・電子マネー側の制度(Apple Pay自体に独自ポイントなし) | 登録したカード・電子マネー側の制度(Google Pay自体に独自ポイントなし) |
| 店頭での使い方 | 端末をリーダーにかざす(Face ID/Touch ID等での認証が必要な場合あり) | 端末をリーダーにかざす(画面ロック設定が必要) |
情報確認日:2026年9月18日。参考:Apple公式「日本でiPhoneやApple Watchの交通系ICカードを使う」、Apple公式「Apple Payでのポイント支払いについて」、Googleウォレット公式「電子マネー、デビットカード、クレジットカードをGoogleウォレットアプリに追加する」、Googleウォレット公式「サポートされているお支払い方法を確認する」。対応端末・対応カード・対応ブランドは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
ポイントはどちらが貯まりやすい?
結論として、Apple PayとGoogle Payのどちらが「貯まりやすいか」は、ウォレットの種類ではなく、登録したカード側の還元条件で決まります。Apple Pay・Google Payはいずれも「登録したカードで支払うための手段」であり、Apple・Google自身が決済ごとに独自のポイントやキャッシュバックを付与する仕組みではありません。ただし、同じカードであっても、Apple PayではiD/QUICPay+、Google Payではブランドのタッチ決済など、実際に使われる決済方式はウォレットによって異なる場合があり、カード会社が決済方式ごとに異なるポイントアップ条件を設定していることもあります。そのため、カード発行会社がApple Pay・Google Pay・iD・QUICPay・ブランドタッチ決済のいずれも同じ還元条件として扱っている場合は基本還元率は同じになりますが、常にそうとは限りません。比較する際は、ウォレットの機能差(対応する決済方式・交通系ICの種類など)と、自分が使いたいカードの還元条件を分けて考え、実際の条件は必ずカード発行会社の公式情報で確認することが大切です。
Apple Payで利用できる主な決済
- iD(対応カード登録時)
- QUICPay(QUICPay+として、対応カード登録時)
- Visa・Mastercard・JCB・American Express等のタッチ決済(対応カード登録時)
- Suica
- PASMO
- ICOCA
- TOICA
Apple公式によると、ウォレットアプリにSuica・PASMO・ICOCA・TOICAを追加しておけば、Apple Payを使って交通機関を利用したり、店舗で買い物したりできるとされています。対応端末はiPhone 8以降・Apple Watch Series 3以降が目安ですが、SuicaのみiPhone 7以降にも対応するなど、カードによって条件が異なる場合があるため、追加前に公式サイトで確認しておくと安心です。
情報確認日:2026年9月18日。参考:Apple公式「日本でiPhoneやApple Watchの交通系ICカードを使う」
Google Pay/Googleウォレットで利用できる主な決済
- iD(対応カード登録時、おサイフケータイ対応端末が必要)
- QUICPay(QUICPay+として、対応カード登録時、おサイフケータイ対応端末が必要)
- Visa・Mastercard・JCB・American Express等のタッチ決済(対応カード登録時)
- Suica
- PASMO
- 楽天Edy
- nanaco
- WAON
Googleウォレット公式ヘルプでは、電子マネーとしてSuica・PASMO・楽天Edy・nanaco・WAONへの対応が案内されています。電子マネー・iD・QUICPayを利用するにはおサイフケータイ対応のAndroid端末が必要な一方、ブランドのタッチ決済(Visa・Mastercard等)はAndroid 9以降・NFC対応端末であれば、おサイフケータイ非対応機でも利用できる場合があるとされています。端末やカード会社によって対応状況が異なるため、「Androidなら全部使える」とは限らない点に注意してください。
情報確認日:2026年9月18日。参考:Googleウォレット公式「電子マネー、デビットカード、クレジットカードをGoogleウォレットアプリに追加する」、Googleウォレット公式「サポートされているお支払い方法を確認する」
iD・QUICPayを使う場合の違い
Apple Pay・Google Payのいずれも、登録したカードによってiDとして使われるかQUICPay+として使われるかが決まる仕組みで、この点自体はApple PayとGoogle Payで大きな違いはありません。異なるのは端末側の条件で、Google Pay(Android)ではiD・QUICPayの利用におサイフケータイ(FeliCa)対応端末が必須である一方、Apple Pay(iPhone)は対応モデルであればこの制約を意識する必要は基本的にありません。iDとQUICPayそのものの違い(運営会社・対応カード・利用上限の考え方等)は、本記事では重複を避けiDとQUICPayはどっちがお得?で詳しく解説しています。
交通系ICで使う場合の違い
Apple公式では、Suica・PASMO・ICOCA・TOICAをApple Walletに追加して交通機関の利用や店舗での買い物に使える旨が案内されています。Google側では、Googleウォレット公式ヘルプの電子マネー対応リストにSuica・PASMOが明記されている一方、ICOCA・TOICAについては、Apple Payほど明確な公式案内が確認できませんでした。地域限定の交通系ICを使う場合は、自分の端末・カードでの対応状況を各公式サイトで確認することをおすすめします。SuicaとPASMO・ICOCAをまとめて比較したい場合はSuica・PASMO・ICOCAはどれがお得?もあわせてご覧ください。
iPhoneユーザー/Androidユーザーの選び方
Apple PayとGoogle Payは、「どちらを契約するか」を選べるサービスではありません。使っているスマホのOSによって、利用できるウォレットが基本的に決まります。iPhoneユーザーはApple Pay、AndroidユーザーはGoogle Pay(Googleウォレット)が前提になるため、比較のポイントは「ウォレットをどちらにするか」ではなく、「自分の端末で、普段使いたいカードや交通系ICが問題なく登録・利用できるか」を確認することになります。
ポイントアップ特典で注意すること
カード会社によっては、カード現物でのタッチ決済・Apple Pay・Google Pay・iD・QUICPay・ブランドのタッチ決済で、ポイントアップ特典の対象条件が異なる場合があります。たとえば、タッチ決済限定の優遇を用意しているカードでも、レジでiD払いを選ぶとタッチ決済の特典が対象外になるケースが公式に案内されている例もあります。「スマホでかざせば、どの決済方式でも同じように優遇される」とは限らないため、ポイントアップを狙う場合は利用するカード会社の公式サイトで対象の決済方式を確認してください。
よくある質問
Apple PayとGoogle Payではどちらがポイントを貯めやすいですか?
ウォレットの種類そのものでは決まりません。実際にポイント付与の有無・還元率・対象条件は、登録したカード発行会社や利用する決済方式のルールによって決まります。同じカードであっても、Apple Pay・Google Payでは実際に使われる決済方式(iD/QUICPay+・ブランドタッチ決済等)が異なる場合があるため、カード会社がそれらを同じ還元条件として扱っているかどうかを確認することをおすすめします。
Apple Pay自体にポイントはありますか?
Apple Pay自体が独自のポイント・キャッシュバックを付与する制度は確認できません。ポイント付与の有無・還元率・対象条件は、登録したカード発行会社や利用する決済方式のルールによります。Apple公式でも、ポイントに関するオファーはカード発行元から直接提示され、カード発行元の利用規約が適用されるとされています。
Google Pay自体にポイントはありますか?
Google Pay自体にも独自のポイント還元制度はありません。ポイント付与の有無・還元率・対象条件は、Googleウォレットに登録したカード発行会社や利用する決済方式のルールによります。
iDとQUICPayを自由に選べますか?
利用者が都度自由に切り替えられるとは限りません。登録したカードによって、iDとして使われるかQUICPay+として使われるかが決まります。詳しくはiDとQUICPayはどっちがお得?で解説しています。
Suicaは両方で使えますか?
Apple公式ではSuica・PASMO・ICOCA・TOICAへの対応が案内されています。Google側はGoogleウォレット公式ヘルプの電子マネー対応リストにSuica・PASMOが明記されていますが、対応する交通系ICの範囲はApple PayとGoogle Payで異なる場合があるため、利用前に各公式サイトで確認してください。
同じカードなら還元率は同じですか?
同じカードでも、カード発行会社がApple Pay・Google Pay・iD・QUICPay・ブランドタッチ決済のいずれも同じ還元条件として扱っている場合は基本還元率は同じになります。ただし、Apple PayではiD/QUICPay+、Google Payではブランドタッチ決済など、実際に使われる決済方式が異なる場合があり、決済方式限定のポイントアップキャンペーンなど条件によっては扱いが異なることもあるため、実際の条件は必ずカード会社の公式サイトで確認することをおすすめします。
機種変更時はどうなりますか?
iPhoneからAndroid、Androidからiphoneへ機種変更する場合、Apple PayとGoogle Payは別のウォレットのため、登録していたカードや交通系ICは新しい端末・ウォレットへ再度登録し直す必要があります。手続き方法はカード発行会社・交通系ICの公式サイトで確認してください。
- Apple Pay・Google Payともに、ウォレット自体に一律のポイント還元率はなく、実際の還元は登録したカード・電子マネー側の条件で決まる
- 対応する決済方式(iD・QUICPay・ブランドタッチ決済・交通系IC)には細かな違いがあり、特にGoogle Pay(Android)ではおサイフケータイ対応の要否がカギになる
- 利用できるウォレットは端末のOSでほぼ決まるため、「どちらを契約するか」ではなく「自分の端末で普段のカード・交通系ICがどう使えるか」で比較するのが基本
- ポイントアップ特典は決済方式ごとに対象条件が異なる場合があるため、カード会社公式サイトでの確認が欠かせない
Apple Pay・Google Payそれぞれの設定方法や基本的な使い方はApple Payでポイ活する方法、Google Payでポイ活する方法で詳しく解説しています。ブランドのタッチ決済についてさらに詳しく知りたい方はVisaタッチ決済でポイ活する方法、複数のポイントを組み合わせて貯めたい方はポイント二重取り・三重取りの組み合わせ早見表もあわせてご覧ください。