結論:宅配買取のポイントサイト案件は、申し込むだけでポイントが付くとは限りません。2026年10月7日にモッピーで確認した6件では、ポイントの対象が「査定の完了」の案件と「買取の成立」まで必要な案件に分かれ、どれにも査定金額や買取金額の下限がありました。査定額に納得できず返送してもらうと、ポイントの対象外になったり、返送料がかかったりするサービスもあります。ポイントは上乗せと考え、査定額・返送料・キャンセル条件を先に確認します。

この記事は、ポイントサイトで宅配買取の案件を見つけた人向けに、申し込む前に確認したいことを整理したものです。扱うのは、自分の品物を宅配便で送り、対面せずに査定を受けるタイプの買取です。特定の案件や買取サービスをすすめるものではありません。高額案件全般の考え方は高額還元案件の落とし穴で解説しています。

宅配買取案件はどこまで進めるとポイント対象になる?

ポイントの対象になる段階は、案件ごとに違います。2026年10月7日にモッピーに掲載されていた宅配買取の案件のうち、6件の獲得条件を確認しました。

案件(サービス)ポイントの対象になる条件金額・期限の条件
リコマース新規の買取申込み完了WEB申込み後30日以内の本人確認と商品の到着。査定金額1,000円以上
宅配買取ブランディア査定の完了査定金額1,000円以上。申込みから45日以内に商品の到着が確認できること
セカンドストリートWeb(宅配)買取買取の完了WEB申込み後30日以内。買取金額5,000円以上
ネットオフ(ブランド&総合買取)買取の成立合計の査定金額3,000円以上
RIBLA(リブラ)宅配買取新規の買取5,000円以上。運営会社のサービスを初めて利用する人
コメ兵宅配買取(衣料)買取の成立WEB申込み後90日以内。買取金額8,000円以上

この6件からわかることは、次の3点です。

  • WEB申込みだけで対象になる案件はなかった「申込み完了」と書かれた案件でも、本人確認・商品の到着・査定金額の条件が付いていました
  • 「査定の完了」と「買取の成立」で必要な行動が違う査定の完了が条件の案件もあれば、売却(買取の成立)まで必要な案件もあります
  • 金額の下限と期限がある査定金額・買取金額が基準に届かない場合や、期限内に商品が届かない場合は対象外です

上の表は確認した日の掲載例で、条件は変更されることがあります。ほかのポイントサイトや案件では条件が違うため、申し込む前に必ず案件ページの獲得条件と対象外条件を確認してください。

宅配買取の基本的な流れ

国民生活センターが示している典型的な例をもとにすると、宅配買取はおおむね次の流れで進みます。細かい手順はサービスごとに違うため、申し込むサービスの公式の案内で確認します。

  1. 申込みウェブサイトから事業者に査定を依頼します
  2. 梱包事業者から送られてくる段ボール箱などに、品物を詰めます
  3. 発送宅配便で事業者に送ります
  4. 査定事業者に品物が届いてから査定が行われます
  5. 査定結果の確認査定結果がメールなどで届きます
  6. 承認またはキャンセル金額を了承するか、断るかを決めます
  7. 入金または返送了承すると代金が支払われ、断った場合は品物が返送されます

本人確認の方法と時期、査定結果の連絡方法、返送の可否はサービスによって違います。申込み時に「査定結果を確認せずに買取を成立させる」方法を選ぶと、5番目と6番目の手順がなくなります(後述)。

査定額だけでなく「返送料」を確認する

「送料無料」と書かれていても、それが発送するときの送料だけを指しているのか、断ったときの返送料まで含むのかはサービスによって違います。国民生活センターは、査定価格に納得がいかなかったときの返送料を、特に事前に確認するよう呼びかけています。

確認する費用・条件見るポイント
発送時の送料・梱包材送料や宅配キットが無料か。自分で箱を用意するか
査定料・手数料査定そのものや振込に費用がかからないか
キャンセル料査定額を断ったときに費用がかからないか
返送料断ったときの返送料を誰が負担するか
値段が付かなかった商品返却されるか、事業者の引き取り・処分になるか。費用がかかるか
一部だけの返却納得できない商品だけを返してもらえるか、全部の返却になるか

実際のサービスでも、返送料の扱いは分かれています(2026年10月7日に各社の公式サイトで確認)。

  • ネットオフ返送料は、本&ゲーム買取コースでは利用者の負担、ブランド&総合買取コースではネットオフの負担と案内されています。返送料の目安は1箱800円〜2,400円程度です
  • リコマース宅配キット・集荷・送料・査定・返送料が無料と案内されています。ただし、査定の前に自分の都合で返送を希望する場合は送料の負担が必要です。値段が付かなかった商品はリコマースの引き取りになり、その商品だけの返送はできません

このように、同じ会社でもコースによって返送料の負担が変わることがあります。国民生活センターには、「査定結果が安かったので返却を頼んだら、送料の負担を求められた」「査定結果が0円で、返送にも処分にも費用がかかると言われた」といった相談が寄せられています。

「自動承認」を選ぶ前に確認する

サービスによっては、申込みのときに、査定金額の承認方法を選びます。「自動承認」は、査定結果を確認せずに、査定が終わった時点で買取を成立させる方法です。すべての宅配買取が自動承認というわけではなく、選べるかどうか、選んだときの扱いはサービスごとに違います。

サービス自動承認を選んだ場合金額を確認して承認する場合
ネットオフ(本&ゲーム買取コース)査定後すぐに支払いの手続きに進む。商品の返送はできない査定結果の連絡後5日以内に連絡すれば返却できる。全商品の返却になり、返送料は利用者の負担
リコマース査定の完了で売買契約が成立する。発送後はキャンセル・返送ができない金額を断った場合は返送される(送料はリコマース負担)。全商品の返却になる。承諾した後はキャンセルできない
⚠ 自動承認を選ぶ前に
  • 自動承認を選ぶと、査定額を見る前に売却が決まります。売りたい価格がある品物では選ばないほうが無難です
  • 金額を確認して承認する方法でも、返事の期限があります。ネットオフのブランド&総合買取コースでは、査定結果の連絡後5日以内に返送の連絡をしないと、査定結果を了承したものとして扱われます
  • リコマースでは、査定の完了から7日以上連絡がつかない場合、事業者が品物を処分することに同意したものとされています
  • 査定結果のメールを見落とさないよう、申込みに使ったメールアドレスの受信設定を確認しておきます

商品を送る前に記録を残す

宅配買取は、対面で品物を確認する場面がありません。国民生活センターは、送る商品のリストを作り、状態がわかる写真を撮るなどして、できるだけ詳しく記録しておくようすすめています。

  • 商品名と数量何を何点送るかを一覧にします
  • 型番・製造番号家電やカメラ、ブランド品は型番やシリアル番号を控えます
  • 付属品箱、説明書、保証書、ケーブルなど、一緒に送るものを書き出します
  • 外観と傷全体と、傷や汚れのある部分を撮影します
  • 梱包後の状態箱に詰めた状態と、封をした箱の外観を撮影します
  • 発送の控え送り状の控えと伝票番号を保管します
  • 申込み内容と規約申込み完了の画面やメール、返送料・承認方法の記載を保存します

高額な品物は、1点ずつ撮影し、紛失や破損があったときの補償の基準を利用規約で確認してから送ります。国民生活センターは、宅配買取は「処分したいが捨てるのはもったいない」品物には便利な一方、思い入れの強いものや、売りたい価格が決まっているものには不向きと説明しています。

査定結果に納得できなかったらどうする?

査定結果が届いたら、返事をする前に、利用規約と申込み内容を次の順で確認します。

  1. 売却を承認する前か自動承認を選んでいる場合、査定の完了と同時に買取が成立しています
  2. 返送できるか、期限はいつか返事の期限を過ぎると、了承したものとして扱われるサービスがあります
  3. 一部だけ断れるか全部の返却しか選べないサービスと、商品ごとに選べるサービスがあります
  4. 返送料はいくらか自己負担の場合は、査定額と比べて返送する意味があるかを考えます
  5. 値段が付かなかった商品の扱い返却されず、引き取りや処分になる場合があります
  6. 問い合わせ先連絡方法と受付時間を確認し、やり取りは記録に残します

国民生活センターの2017年の公表資料では、宅配買取は特定商取引法の対象ではなく、クーリング・オフ制度はないと説明されています。承認した後に取り消せるかどうかは、各サービスの規約によります。不安な場合やトラブルになった場合は、消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談できます。

買取の成立が条件の案件では、返送してもらうとポイントの対象外になります。それでも、納得できない金額で売る必要はありません。ポイントより査定額の差のほうが大きい場合があるためです(後述)。

宅配買取と店舗買取は何が違う?

項目宅配買取店舗買取
対面での確認なし(非対面)あり
商品の発送梱包して宅配便で送る自分で店舗に持ち込む
査定事業者に届いてから行われ、結果はメールなどで届くその場で説明を聞ける
断ったときの返却返送の手続きが必要。返送料がかかる場合がある品物が手元にあるため、持ち帰れる
手間店舗に行かなくてよいが、梱包と発送の手間がある持ち込む手間がある

国民生活センターは、宅配買取では品物が手元にないため、トラブルになったときの交渉が不利になりやすいと指摘しています。一方、店舗での買取にも別の注意点があります。国民生活センターは2026年9月に、店舗でのアクセサリー・貴金属などの買取について、査定と買取契約は別の行為であること、店舗での買取ではクーリング・オフが利用できないことを案内しています。取引の形が違うため、店舗買取の注意点をそのまま宅配買取に当てはめることはできませんが、どちらも「金額と条件に納得してから決める」という点は同じです。

ポイントサイトの成果条件で却下されやすいケース

確認した6件の案件ページに、対象外として書かれていた条件をまとめます。すべての案件に共通するわけではないため、申し込む案件の記載を確認してください。

  • 査定金額・買取金額が基準に届かない6件とも下限がありました(1,000円〜8,000円)。クーポンやキャンペーンで増える前の金額で判定すると書かれた案件もあります
  • 期限内に商品が届かない申込みから30日以内・45日以内など、商品の到着や買取完了の期限があります
  • キャンセル・返品・買取の不成立キャンセルや、商品の未着による買取不成立は対象外です
  • 本人確認が完了しない本人確認が取れない申込みは対象外と書かれた案件があります
  • 買取できない商品コピー品、買取不可の商品、取扱ブランド以外の商品は対象外です
  • 別の経路からの申込み案件ページ以外からの申込み、アプリ経由、LINE査定、広告主サイト内の別キャンペーンページからの申込みが対象外になる案件があります
  • 対象のコースが違う同じサービスでも、対象のコースが決まっている案件があります
  • 過去の利用・回数の上限初めての利用に限る案件、同じIPアドレスや端末からの2回目以降を対象外とする案件、月や世帯ごとの回数に上限がある案件があります
  • 年齢の条件18歳未満を対象外とする案件があります
  • 不備・不正・虚偽の申込み売却の目的でないと判断された場合や、商品の送付と返却を繰り返す場合も対象外と書かれた案件があります

ポイントが確定するまでの目安も、1か月程度から150日程度まで案件によって幅がありました。モッピーでは、ポイントについて広告主へ直接問い合わせることは禁止されていて、問い合わせはポイントサイトに行います。却下の一般的な原因はポイントサイトで却下される原因は?、計測の準備はCookie設定でポイ活が失敗する?、承認までの流れはポイントサイトの判定待ちとは?で解説しています。

ポイント相当額だけで宅配買取サービスを選ばない

同じ品物でも、買取サービスによって査定額が変わることがあります。次の表は、ポイントと査定額の関係を示すための架空の例です。実際の査定額やポイント数ではありません。

売却先査定額案件のポイント受け取る合計
A社(ポイントサイトの案件あり)30,000円5,000円相当35,000円相当
B社(案件なし)38,000円なし38,000円

この例では、ポイントが付くA社より、ポイントが付かないB社のほうが3,000円多く受け取れます(計算:査定額+ポイント相当額)。A社に送ってから断ると、返送料がかかったり、返送を待つ時間がかかったりする場合もあります。

  • 先に査定額と条件を比べる買取価格の目安、返送料、承認方法を見て、売却先の候補を決めます
  • ポイントは上乗せとして考える候補に案件があれば使う、という順番にします
  • 売る予定のない物を送らないポイントのために手放す必要のない物を売ると、損になることがあります

同じ考え方は、車買取査定案件でポイ活する前にでも解説しています。

宅配買取案件が向いている人・向いていない人

向いている人
  • もともと売る予定の品物があり、査定額に強いこだわりがない
  • 店舗に持ち込む手間を省きたい
  • 返送料や承認方法など、規約を読んでから申し込める
  • 案件の期限内に梱包・発送ができる
向いていない可能性がある人
  • 思い入れの強い品物や、売りたい価格が決まっている品物を売りたい
  • ポイントのために、売る予定のない物を送ろうとしている
  • 高額な品物を対面せずに送ることに不安がある
  • その場で説明を聞いて決めたい(店舗買取も比較する)

申込み前チェックリスト

  • 獲得条件査定の完了か、買取の成立か。金額の下限はいくらか
  • 期限申込みから何日以内に商品の到着・買取完了が必要か
  • 対象外条件過去の利用、対象コース、申込みの経路、買取できない商品
  • 送料と返送料発送時だけでなく、断ったときの返送料を誰が負担するか
  • 承認方法自動承認を選ぶか、金額を確認してから承認するか。返事の期限は何日か
  • 値段が付かなかった商品返却されるか、引き取り・処分になるか
  • 記録商品のリストと写真、送り状の控え、案件ページと申込み完了画面を保存したか
  • 申込みの入口ポイントサイトの案件ページから進み、途中で別のページやアプリに移っていないか

ポイントが付かなかったときの記録の残し方はポイント問い合わせの準備方法で解説しています。「高額査定」「高額報酬」をうたう広告の見分け方は、ポイ活詐欺・偽サイトを見分ける方法も参考にしてください。

よくある質問

宅配買取は申し込むだけでポイントがもらえますか?

案件によります。2026年10月7日にモッピーで確認した6件では、WEB申込みだけで対象になる案件はなく、査定の完了または買取の成立が条件で、査定金額や買取金額の下限がありました。申し込む案件のページで獲得条件を確認してください。

査定額に納得できなければ返送してもらえますか?

サービスと承認方法によります。自動承認を選ぶと返送できないサービスがあります。金額を確認して承認する方法でも、返事の期限があり、全商品の返却しか選べない場合があります。申し込む前に利用規約で確認してください。

返送料は誰が負担しますか?

サービスやコースによって違います。たとえばネットオフは、本&ゲーム買取コースは利用者の負担、ブランド&総合買取コースはネットオフの負担と案内しています。リコマースは、査定結果に納得できない場合の返送料は無料と案内しています(2026年10月7日確認)。

自動承認とは何ですか?

査定結果を確認せずに、査定が終わった時点で買取を成立させる方法です。ネットオフの本&ゲーム買取コースやリコマースでは、自動承認を選ぶと商品の返送やキャンセルができないと案内されています。

査定を断って返送してもらった場合、ポイントはもらえますか?

買取の成立が条件の案件では、返送してもらうと対象外になります。査定の完了が条件の案件でも、キャンセルは対象外と書かれている場合があるため、案件ページの対象外条件を確認してください。

宅配買取にクーリング・オフは使えますか?

国民生活センターの2017年の公表資料では、宅配買取は特定商取引法の対象ではなく、クーリング・オフ制度はないと説明されています。承認後に取り消せるかどうかは、各サービスの規約で確認してください。

まとめ

この記事のまとめ
  • ポイントの対象は「査定の完了」「買取の成立」など案件ごとに違い、金額の下限と期限がある。申込みだけで対象になるとは限らない
  • 「送料無料」でも、断ったときの返送料は別のことがある。値段が付かなかった商品の扱いと合わせて確認する
  • 自動承認を選ぶと、査定額を見る前に売却が決まり、返送できないサービスがある
  • 送る前に、商品のリストと写真、送り状の控えを残す
  • ポイントより査定額の差が大きいことがある。ポイントのために売却先を決めない

参照した情報

2026年10月7日に確認した情報をもとに作成しています。ポイントの獲得条件・対象外条件は、同日にモッピーに掲載されていた6件(リコマース、宅配買取ブランディア、セカンドストリートWeb(宅配)買取、ネットオフ ブランド&総合買取、RIBLA 宅配買取、コメ兵宅配買取(衣料))の案件ページで確認しました。この記事は特定の案件や事業者を評価するものではなく、法的な助言でもありません。ポイントの条件は案件ページ、買取の条件は各サービスの利用規約で確認してください。